清水容疑者は、「10億円までは数えていたが、途中で数え切れなくて止めた」とのこと。
もし、相続財産が数億円だったら、現状のような放置でなく、整理し、別の資産の形に処理していたと想像します。
近状の人が、「植木の剪定も自分でやっていて、生活は派手ではなかった」と話したことからも、金銭感覚が窺い知れます。
捜査のきっかけは、大阪国税局が容疑者宅に強制捜査に入ったこた。
強制捜査に入るということは、事前に充分な証拠(可能性)をつかんでいたはず。
報道によれば、最低75億の相続資産があるはずなのに、16億しか申請しなかったとのこと。
この時点で怪しいですね(~_~;)
内定が入るのが当然で、どちらにしても逮捕される運命だったのでしょう。
為替王様のブログに、FXで3.1億円儲けた校長先生の話がのっておりますが、外国為替は資産の増減がある中で、少しずつ蓄積されるもの。
これに対し、不動産業の資産蓄積はマイナスがなく、ある水準以上になると加速度的に資産増殖が始ると聞く。
おそらく、一代で財を成した初代社長は、人知れぬ苦労を重ねたため、100億入る器を持っていたのでしょう。
それを引き継ぐには、子供の器が小さ過ぎたようです。
本田健氏の著書に「スイス人銀行家の教え」があります。
その中に、「ミリオネアの哲学」という項があります。
ミリオネアは、マイビジネスに関わる全ての人に、恩恵を与える。
「ウィン・ウィン」、「ギブ&テイク」であり、決して「テイクだけ」ではないのです。
今回の脱税事件の結末は、おそらく課徴金で相続分のほとんどを失うことになるでしょうが、そもそも、脱税という発想自体がミリオネアにふさわしくない。
FXをする私は、桁がいくつも足りませんが、せめて気持ちだけでも「ミリオネアの哲学」で生きたいと思います。
テーマ:不動産わらしべ長者 - ジャンル:株式・投資・マネー